遊び・運動

運動

運動について

ソマリは比較的運動量の多い猫種にあたりまして1日におよそ2,3回遊びたい衝動に駆られます。1回あたりの遊ぶ量は15分くらいですね。1日のほとんどを寝て過ごす猫にとっては、やっぱりある程度の運動もしないといけません。しかもソマリの場合はちょっと多めを意識してください。

遊ぶの大好き

その時に必要になるのは、もちろんおもちゃですよね。今まで『マックス』に対して私は色々な遊び道具を購入してきました。ネズミのおもちゃや糸のついたトンボのおもちゃ、UFOキャッチャーの景品…数えたらキリがありません。噛み癖がついても嫌なので、噛む対象物を代用するためにも、色々と与えた方が良いです。

でも、『マックス』はどんなおもちゃを与えても、すぐ飽きてしまいます。そこで最近は私と追いかけっこをよくしています。走って追いかけると逃げていくんですが、走って逃げると追いかけてくるんです。やっぱりライオンとかと一緒で、背中を向けて走る者に対しては襲いたくなるんでしょうか?最近は、これをよく繰り返します。実際に猫は飼い主に対して、時には甘える親、時には遊ぶ兄弟、時には狩りの対象、というように使い分けて全体的に甘えるらしいです。だからたまにドアの影からお互い牽制し合いながら、隙あらばお互い追い回したりします。ただ、『マックス』の場合は、すぐ疲れてしまうからなのか逃げた後、2,3分してから寄り道しながら追いかけてくることもしばしば。そんなやる気のない付き合い方をされると、飼い主としては遊んでいるつもりでも『マックス』からすれば遊んで「あげている」ようにも感じてしまいます。『マックス』はいつでも上から目線です。でも、確かにこっちもいい運動になるんで、もしかしたらその通りかもしれません。


運動といえば…体重にも気をつけなければなりません。ソマリの体重についてご紹介していますので、こちらをご覧ください。 ⇒ 「体重について


1日1回は遊んであげたいと思うんですが、飼い主が遊ぼうとしている時間帯に限って向こうは寝ていたり、こっちが寝ていたい時に限って「ニャーニャー」寄ってこられたり、タイミングが合いません。「猫は気まぐれ」とよく言いますが、もしかしたら「気まぐれな人間には合わない」というのが真理なのかもしれませんね。

疲れた

遊ぶタイミング

さて、猫と一緒に遊ぶタイミングですが、猫が遊んで欲しいサインを送ってきた時が良いです。猫が送ってくる遊びたいサインは、簡単に3パターンあります。


① こちらを見つめながらゴロンと横になり、お腹を出す。
② 頭をこちらにこすりつけてくる。
③ じっとこちらを見つめてくる(「ニャー」とも言ってくる)。


本能に忠実なのが猫ですので、眠かったり気分が乗らないこともしばしば。そういう時でもこちらが遊びたくなったら、忍耐をもってじゃらし棒などを振り続けるしかないですね。「遊んでくれたらラッキー」くらいの気位でいきましょう。

また、じゃらし棒で遊ぶ場合は猫が「次こそ捕まえてやる」と思うように、つかず離れず的な動きをするのが良いと思います。虫や小動物の動きを意識して動かしてあげてください。ソマリの場合はヨコの動きだけでなく、タテの動きも交えてあげると良いですね。ちょっと捕まりそうになったらすぐ逃げて、また捕まえさせて…みたいな。で、最終的にはちゃんと捕まえさせて、じゃらし棒自体を与えてあげちゃってください。遊びの最後に充実感と達成感を与えるようにすれば、ストレスなく過ごせるようになります。

『マックス』の場合・・・目の運動だけならよくしているのを見かけます。窓から鳥を見たり、外で人の声が聞こえたら窓まで走って見てみたり、意外と忙しそうです。また、家の中のパトロールも欠かしません。物音がする度にビクッと反応してそこまで見に行ったりしています。たまに窓から外を見ている時の哀愁漂う背中を見ていると「外に出たいのかなぁ」なんて思ったりもしますが、そこは内弁慶の猫ですから全く外に出ようとはしません(そもそも室内飼いなので分かっていないんでしょうね)。

獣医に診てもらうために外出する時もありますが、家にいる時とは違い、全くキャリーバッグから出てきませんし、それを見た(診察を待っている)他の人から「おとなしくて可愛いですね」なんて言って撫でられているところを見ると、家の中で偉そうにしている『マックス』を知っている飼い主からすれば「イッシッシ」ってな感じで笑ってしまいます。もちろん、診察が終わって家に帰ってくればまた偉そうにしてますし、私に向かって「シャー」と怒ってきます(きっと、「えらい目に遭ったぜ、全く・・・。コラ!変なとこに連れてくな!」なんて思ってるんでしょうね)。

まぁ、こんな感じでコミュニケーションは順調ですが、最近はどっちが付き合ってあげているのか分からなくなっています。ソマリは運動量が豊富な分、他の猫より遊ぶ手間がかかるかもしれませんが、それ以外に特別気を配ることもないので、ブラッシングと体温調整管理さえしておけばあとは気にすることは無いと思いますよ。