マックス

去る2017年9月5日(火) 18時42分、マックスは旅立ちました。9歳と21日でした。

まず最初に、本サイトをご覧になっている方々、メッセージをくださった沢山の方々、Google+で繋がっている皆様、そしてソマリ仲間の皆様、本当にお世話になりました。

5年以上に渡って本サイトと『マックス』をご覧いただく中で、「我が家もソマリを迎えることにしました」や「マックス君を見て、うちもソマリのフォーンを迎えました」等、数多くのご連絡をいただきました。皆様の猫及びソマリ情報の一助になれたのであれば本望です。こちらこそ、本当に感謝です。

 

さて、『マックス』ですが、9月5日の夕方17時くらいから調子が悪く、(吐血というよりも)何度も口から血を出し、ついにぐったりしはじめてしまいました。それでも小便をしようと、文字通り這いつくばってトイレに向かっていきましたが、途中で進む力も尽き、うつ伏せのままその場で粗相してしまいました。

私は見ていて涙がぶわっと溢れ、止まりませんでした。
こんな状態でもちゃんとトイレには行こうとする本能と気力、天然さには脱帽です。

 

その後、奥さんがすぐに帰宅し『マックス』のそばにいてもらいつつ、私は保育園まで子どもを迎えにいき、そのまま学習塾の送り迎えをしました。
なんだかんだでその日家族が集まったのが18時30分。

 

家に帰ると『マックス』は既に最期の時を迎えようとしていました。きっと全員揃うのを待っていてくれていたんだと思います。

首も上がらない状態でした。最期にすぅーっと目を瞑り出したので「マーックス!マーックス!」と呼ぶと、ムクッと起き出して…(笑)。『マックス』はこれを何度も繰り返すんです。それは、まるでコントのようでした。究極のブラックジョークでした。

今思えば、頑張ったというか…
もっと生きたかったというよりも、死にたくなかったのだと思います。

 

4日間以上何も食べられず、生きて、生きて…それでも表情はいつもの『マックス』で。本人を見ていると、頑張っているという感じには見受けられず飄々としていたので、もしかしたら神様には『マックス』の往生際が悪いと映ったのかもしれません。

最期の数秒だけ、苦しそうに寝ながら大きく仰け反って「カッ」と言って目を見開き、大きく口を開けた後「キュー」と言いながら、旅立っていきました。

しっかりと家族全員に見守られながら旅立っていきました。

 

色々と葛藤はありましたが、きっと『マックス』は幸せ者だったと思いますし、それ以上に私たちも幸せでした。
「ありがとう、マックス」と最期に言えたので私たちに後悔はありません。

 

その日は奥さんがずっと『マックス』と会話をしていたのが印象的でした。

 

マックス

 

翌日9月6日、近くの動物霊園で『マックス』を火葬しました。
彼の大好きなストローや綿棒、好物を添えて。
ブラッシングコームは渡しませんでした。
ブラッシングはあんまり好きではなく、どうせ自分ではやらないと思いましたので。

 

まだ9歳だったからか、骨は頑丈に残っており、歯や爪まで綺麗に残りました。
でも、骨以外の毛や他は全部彼が持っていきました。ちゃっかりしています。

 

遺骨は家に持ち帰りました。

「虹の橋」の存在や成仏させてあげるためにも、遺骨は家に置かない方が良いのか色々と悩みました。

でも『マックス』は完全室内飼いでしたし、社交性も無いビビリーキングでしたし…何より、本当に家が大好きなやつでした。ですので、一方的に成仏しに行けなんて言えないですし、彼もどうしていいか分からないと思います。
自分が旅立ったことすらまだ分かっていない可能性もありますので、やっぱりしばらくは家に居させてあげようと思います。

廊下に直で寝転ぶのが大好きだったので、そのまま廊下に置いておいてあげています。

 

まだここに居ても良いよ、と。

 

マックスへ

 

もう彼に起こされる心配も無いと思いますし、ご飯やトイレ、ブラッシング、爪切り、エアコン調整等々…考える必要もないのですが、突然私たちの生活ペースが変わるのも辛いので、しばらくは飲み水の取り換えやご飯等、同じ日常を繰り返す予定です。

 

また、本サイトの更新も目立っては最後になると思いますが、Somali is…は今後も残しておこうと思います。いつか息子が物心ついた時、本サイトを見てもらいたくて…。

息子は4歳と3ヶ月。まだ「死」というものを理解していませんが、昨日も『マックス』の骨の前で泣き崩れている私のそばに来て、ティッシュを置きながら一緒に泣いてくれました。その息子にいつかちゃんとこのサイトを見てもらいたいと思います。

Somali is…に関わるGoogle+YouTubeLINEスタンプもそのままにしておこうと思います。

 

 

そして最後になりますが、本サイトの読者の方々、本当に今までありがとうございました。皆様からのコメントやメッセージが無ければここまでサイト運用を続けてこれなかったと思います。心から感謝します。

 

 

Somali is…
このサイトは「ソマリとは何?」という思いから始めましたが、
ソマリとは…最高ですね!

 

とりあえず、バイバイ!マックス!!