長毛あるある
長毛種というと、ペルシャやノルウェージャン、ラグドール、メインクーン、ヒマラヤン等が
有名どころだと思いますが、細身で中型となるとやはりソマリが挙がってくると思います。
そして多分、大型の猫(詳細は「ボディタイプって?」参照)の方が比にならないくらい
大変だと思いますが、やはり長毛種は短毛種よりもケアが大変な気がします。
・・・ってことで今回、中型の長毛種であるソマリのヘアケアを一部ご紹介することで
長毛種の面倒あるあるをご理解いただけますと幸甚です(笑)
まず長毛種ならではの「あるある話」としまして、
・ 足の指周りの毛を定期的に切らないと肉球が機能しづらくなる
・ 首の毛が傷み、見た目の特徴が損なわれるため首輪をしない
・ 毛玉を吐きやすくなってしまうので、ブラッシングは欠かせない
・ 排泄後、お尻周りの毛に付いている
・ 寒さに強いとは限らない
が挙げられます。
『マックス』はソマリ遺伝子が強いせいか、同じソマリの中でも
ちょっと毛が長すぎる印象があります。
だから、足の指周りの毛は2週間に1回くらいの頻度で切らないと肉球が隠れてしまいます。
見た目の優雅さを保つために、首輪をしないのは長毛あるあるだと思います。
また猫の場合、どうしてもグルーミングしますので、毛をどんどん飲み込んでしまいます。
短毛種でも同じだと思いますが、長毛種の場合は毛の量が多くなる分、飲み込む量も
多いです。だからブラッシングはこまめにしてあげないと吐きまくるようになってしまい
結果として病気にも至ってしまいます(詳しくは「ブラッシングについて」参照)。
『マックス』も最初はブラッシングが嫌いでしたが、あえて食前にブラッシングを
するようになってから、「ご飯前のワクワク感」と「ブラッシングのワクワク感」が
上手く交差してくれるようになり、ブラッシングが好きになってくれました。
ブラッシングに限らず、愛猫が嫌がることを治すには、この手法がオススメです。
あと、トイレで用を足した後の処理ですね。
長毛の場合、おしっこやうんちがお尻周りの毛に付いてしまうんです。
放っておけば自分で舐めてキレイにするとは思いますが、
我が家では私がペット用ウェットティッシュでいつも拭いてあげています。
通常の猫は嫌がると思いますが、なぜか『マックス』は食前にトイレへ行くので
これも先ほどと同じ理論で「ご飯前ワクワク=お尻拭き拭きワクワク」にシンクロし、
ウェットティッシュを持つとお尻を向けてくるようになりました(笑)。
そして、寒さに強いとは限らないという点。
もちろん短毛より長毛の方が多少暖かいとは思いますが、
そもそも猫は人間より体温が高くて38~39℃ありますし、基本寒さも暑さも本能的に
脇の部分で調整しています(詳細は「熱中症や夏バテについて」参照)ので、
長毛の方が短毛よりはるかに寒さに強いとは限らないと思います。
事実、『マックス』は夏が終わるとすぐキャットタワーの上に行ったり、
丸くなって寝るようになりました。
ですので、特に日本においては、短毛も長毛も過ごし方は同じだと思います。
ただし、短毛に比べて長毛の方が断然夏の暑さには弱いので
冬の長毛の楽さを喜ぶより、夏の長毛の辛さに注意することのほうが重要です。
さて、いかがでしたでしょうか。
ソマリ及び長毛猫を飼っている方には「そうそう」的な・・・
短毛猫を飼っている方には「へぇ~」的な・・・
仮に「大したあるあるじゃない、もっと意外なあるあるがある」と突っ込みどころがあっても
一旦呑み込んで忘れてくださいませ(笑)。