指の差す方
我が家の1歳半の子どもは指を差すとその指をさした方角に向きます。これは人間の成長過程で
無くてはならない動きらしく、併せてこのくらいの時期の子どもはあちこちを指差しながら
「あっ!あっ!」と言っています。
対して我が家の6歳のソマリは、指を差してもその方角を見ず、指を見ます。
これは面白いですよね。猫には人間の常識が通用しないんですよね。脳の構造が違うのだと
思います。こういうしぐさひとつ取っても「あぁ、やっぱり人間の普通の感情や所作と猫は全く
違うものなのだなぁ」と複雑な感情になります。あらゆる場面で、私が『マックス』の行動
に対して”思い込んでいる”彼の感情もきっと全然違うんでしょうね。
…というわけで、今回はそんな検証のお話です。
早速『マックス』に試してみると…
指を見てきます(笑)。
もはや指すら見てきません(笑)。
どうにもこうにも指の先を見てくれません。
日常の中でも、彼から遊びをせがまれた時、私が綿棒を投げて「ほら、あっちに行ったよ」って
言っても、まるで見てくれないこともしばしば。
でも、そんな時に不思議そうな『マックス』を見るたび、私は「いや、なんでもない。それで
良いんだよ。」って思いながら諦めと癒しをいただいているのであります。