猫と過ごすこと

遊び・運動」でも触れていますが、猫は飼い主に対して全体的に甘えが存在する中、時には親のように接し、時には兄弟のように並列した感情で接し、また時には狩りの対象としてじゃれて遊んだりします。基本的には全て甘えの上で成り立っている行動です。

特に雄猫の場合は雌猫と比べて母性本能が少ない分、甘えや依存する気持ちが強いそうです。今日は、そんな感じで色々『マックス』と接しながら生活した男同士の一日をご紹介します。猫との生活をご存じない方は、「こんな感じになるのかぁ」という具合でご参考ください。

 

まず、午前中に『マックス』に起こされました。彼の最近の起こし方は若干品があり、私の頭をチョイチョイと軽く叩くことから始まります。本当に寝ている人を起こすように手で叩きます。叩く先が頭じゃなければ最高なんですけどね・・・(笑)。

そして、もっさり起きた私に「こっちだよ!」って感じでキッチンまで誘導してきます。寝ぼけ眼でご飯を作って差し出すと、物凄い勢いでがっついて食べていました。その後、洗顔等を済ませた私も食事を摂ろうと、キッチンからご飯を運ぶと・・・

 

いきなりソマリ

 

食後

 

ご飯あげないよ

 

この後、私が食事中ずっと横で見ていました。時には食事中あぐらをかいている私の足の上に乗ってきたりして、私がご飯を口に運ぶまで接近して鼻で匂いを嗅いでいたり・・・。本当に食べづらいです・・・。

 

食後はちょっと買い物に出かけて、帰ってくると同時に掃除機をかけました。私は大体掃除機をかけるのに1時間くらいかけるのですが、掃除機嫌いの『マックス』はその間、常に掃除機と反対側にいるようにしています。

 

そこどいて

 

お願い、どいて

 

意地を張る

 

たまにこうして無駄な意地を張ってきます。もちろん、掃除機のスイッチを押せば慌てて逃げていくのですが・・・(笑)。妙な対抗意識を燃やしたりするのはプライドですかね。

 

掃除機をかけ終わった後、彼のブラッシングをして、そのまま爪切りに・・・。これがまた格闘することになるんです。

いつもは私が『マックス』を抱えて、奥さんが彼の爪を切るんですが、現在奥さんは実家に帰省中。仕方なく私が一人でやることに・・・。隙あらば逃げようとする『マックス』。隙を作らずスムーズな爪切りを要求される私・・・。そりゃあもう生きた魚を両手で担ぐような感じで、お互い一生懸命です。なんとか前足10箇所、後ろ足8箇所の爪を切り終えたと同時に走って逃げる『マックス』。廊下の方まで逃げていく『マックス』に訊いてみました。

 

爪切りは好きですか

 

爪切り大嫌い

 

あははは(笑)彼はこの時、ドキドキしていたに違いありません。最近でこそ大丈夫ですが、昔は爪切りの後しばらく機嫌が悪かったくらい爪切りが嫌いなんです。野良猫を拾ってきて途中からはじめたなら分かりますが、生後3ヶ月くらいに迎えてからずっとやってきているのに、どうも爪切りだけは嫌いなようです。

 

この後彼の機嫌を取りがてら、2人でずっと遊んでいました。彼は遊ぶ前に必ず爪とぎをして、準備運動します。そして遊ぶ時でも必ず甘えながら遊んでいます。本当に根は甘えん坊です。

 

そんなこんなで猫と暮らす休日があっという間に終わりました。ソマリは好奇心旺盛なので、私が何をするにも近づいてきます。もしかしたら他の猫だったら無視するようなことも、『マックス』は首を突っ込みたがります。なので、何をするにも一緒にやっているような印象ですかね。結構邪魔くさい時もあります(笑)。

 

さぁ、明日からまた私は仕事です。留守中は彼に寂しい思いをさせますが、優しい彼はいたずらもせず、落ち着いて帰宅を待ってくれています。

もしかしたら、私がいなくて清々しているかもしれませんが・・・(笑)。