マズルって?

マズル

マズルとは

ソマリのスタンダードを調べていると、マズルって言葉を耳にします。マズルって、ソマリに限ったものではなく猫全般において、いやもっと言うと動物全般において使う言葉みたいです。いわゆる鼻口部のことでして、動物に特有の何とも言えない可愛らしい部分ですね。鼻っ面というか、口元というか、口吻部というか…まぁここがマズル(Muzzle)です。

鼻口部はここです

muzzle

ソマリのスタンダードにおいては、ここの部分も加点対象となっており、耳に次いで重要なポイントです(詳しくは「ソマリのスタンダード」で)。この部分が尖がり過ぎたり、ピンチ(頬のくぼみがありすぎる)があったりぺちゃんこ過ぎたりするのも良くないのですが、猫種によってはここの潰れ具合が可愛い猫もいますよね。ペルシャ猫とかエキゾチックとかがその類かもしれません。

『マックス』の場合はソマリというフォーリンタイプであり、しかも雄猫ということもあって比較的鋭利な方だと思います。細身な猫ほど鋭利でスマートなマズルの印象を受けますよね。ここを指で突くとクンクン匂いを嗅いできたり、甘噛みしてきたりします。ソマリのマズルって、いつも何か言いたそうなところが可愛いですよね。特に『マックス』はここが他のソマリと比べてもモッタリ感があるので余計です。しかも横から見ると口角が上がってるところも面白いです。

おっ、こんなことを書いていたら『マックス』が近づいてきました。前から見ると何か言いたそうな、不満がありそうなマズルですが、横から見ると笑っているようにも見えるのがマズルの不思議ですね。この「ω」の形の愛らしさは猫ならではです。

横のマズル

こうして見ると、ソマリも意外と口が大きいのが分かります。なにはともあれ、そのビジュアルで人間を癒す力がマズルにはありますね。