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癌発見のその後

先日『マックス』の癌に関してちょっとだけお話しさせていただきました。その時は私自身も気が動転しておりましてワケの分からない文章になってしまっています。お恥ずかしい限りです…。でも、本サイトをご覧くださっている方々や他にも同様の症状の猫オーナー様の助けに少しでもなれればと思い、改めてご報告したいと思います。

術後の傷口

 

発見に至るまで

あれは7月3日の深夜のことでした。私が仕事から帰宅すると、いつものように『マックス』がお出迎え。まぁ、お出迎えの理由は「なんか食い物よこせ」なんですが…(笑)。私は基本ブラッシングを毎日しているのですが、やり方は2パターンあります。『マックス』が立っている状態でコーム(櫛)を通すパターンと、抱きかかえて座り『マックス』を仰向けにしながら入念にコーミングを行うパターンです。

この日は既に子どもを寝かしつけた奥さんも出迎えてくれておりましたので、私が『マックス』を抱きかかえて座り、仰向けになった『マックス』を奥さんがコーミング&爪切りを行うという、3つ目のパターンでブラッシングしました。

その際、私は長毛種ならではの「毛玉探り」を行います。脇回りやお腹回り、間接付近等、毛が細く柔らかいところには、日頃の動きやグルーミングによって毛が絡まってしまい、毛玉になってしまいます。「毛玉探り」とは、そういった毛玉になった箇所を探す作業です。毛玉が見つかったらその部分をブラッシングで解かしたり、毛を切ったりします。『マックス』は通常のソマリよりも毛が長いので本当に毛玉になりやすく、毎日のようにチェックしなければならないのです。

今回もその毛玉探りを行っていたら、案の定毛玉らしきものが…。直径1cm程のまるでおはじきやボタンのように平らな円盤状の毛玉が出来ていたので、「これも解かして」と奥さんに伝えました。でも、何度か触っているうちに「あれ?これ毛玉じゃないね」ということになり…

できもの

↑断面イメージです。こんな感じで毛に覆われていたので、最初は毛玉かと思ったのですが、これはどうやら皮膚だという結論になりました。

今までこんな症状はなかったので、最初は「できものかね?イボみたいなものかね?」なんて話していたのですが、どうしてもお互いそれが気になり、ネットで調べ始めました。そして「ひょっとして癌なのではないか?」という疑念に至ったのです。

 

病院へ

次の日の7月4日。奥さんは会社をお休みして朝イチで『マックス』を連れて動物病院に行きました。いつもの通いなれた病院です。

診断結果は癌でした。

猫の癌は8割が悪性だと言われますが、じゃあ残りの2割が良性かと言われれば、放射線治療が効くかどうかくらいの違いで、決して良い意味ではなく、猫が癌になった時点で相当な覚悟や意識は重要とのことでした。『マックス』はすぐに手術でこの腫瘍を摘出することになりました。猫の癌の進行は早いらしく、病院の先生の話によれば、腫瘍が直径5cmくらいになってようやく気付いて病院に連れてくるオーナーも多いらしく、その時にはかなり進行してしまっている状態とのことでした。『マックス』の場合はまだまだ早期発見でして、「よくこれだけ毛が長いのに発見でしましたね。優秀です」と先生からお褒めの言葉を受けたそうですが、奥さんはその時はショックで半狂乱だったようです(笑)。

全身麻酔による手術は約20分くらいで終了。症状の進行を防ぐ意味でも少し大きめに切開してもらいました。ちなみに体重は3.2kgと、今までの『マックス』よりも1kg減っていました。『マックス』がここ数年で軽くなってしまったことはもちろん分かっておりましたが、これは年齢によるものだと解釈しており、病院側でも「これはシニアなので想定内での体重変化です。むしろ太ってしまう方が恐いです」とのことでした。

ちなみに、こんな時にお金の話は不謹慎かもしれませんが、手術費用は2.5万円。以前に尿結石の治療費で9万円かかったので、相当額は覚悟の上でしたが、時間的にも費用的にも比較的コンパクトだった印象です。

 

そしてその後

あれから約1週間経過しましたが、その後の癌の進行状況の検査結果はまだ出ていません。近々術後の抜糸で病院に行きますので、その際に言われるかもしれません。逆に「検査結果が長引く理由は、それだけ癌細胞が見つからない証拠なのでは」と勝手に楽観視しています。

はっきり言って術後の数日間は私たちも生きた心地はしませんでした。

「出来ることなら代わってあげたい」
「あんな小さな身体の癌なんて自分に伝染ってしまえばいい。自分の身体ならこんなのちょちょいと治してやる」

こんなことを何度思ったことか――。

でも家に帰れば、相変わらずの『マックス』が居て、ホッとしながら…でも様子がおかしいんですよね。今まで絶対に来なかったのに、私の近くで横になってみたり、じっとこっちを見たり…。

今までと違う行動をされる方が辛く、「まるで何かを伝えようとしているのではないか。お願いだから伝えてこないでくれ」と――。

嫌になっちゃいますね…。

いつもと違うマックス

いつもと違うマックス2

いつもと違うマックス3

過去の症例ではシニアの猫で「癌です。余命5年です」というケースもあったと聞きますし、今日の明日に『マックス』の身に何か起こるわけでもないと思いますので、今はとにかく1日1日を出来る限り傍にいたいと思います。彼は迷惑かもしれませんが…(笑)。

物言えぬ動物だからこそ、そして本人はそこまで何も考えていないとは分かっているものの…それでも「何があってもマックスが痛くなければ良いなぁ」と呟いた奥さんの一言が忘れられません。

私たちにはとにかく彼が苦しかったり痛がらないことだけを願うしかありません。

 

でも、様子がおかしかった『マックス』も、つい数日前からいつもの『マックス』に戻ってきました。今思えば、術後の身体の感覚がおかしかったのと、本能的に傷ついた身体を守ろうとしていたため、挙動不審だったのかなぁと感じています。まぁ、「病は気から」ということわざも英語で「Care killed a cat.(心配が猫を殺す)」と言ったりしますし。とにかく今はいつも通り接するようにしています。

調子はどう?

悪くない

今は普通にご飯をせがみ、普通に甘えてきたり、普通にシャーって言ってきたり、普通にのんびりしています。

病は気から

私としては、何より今はこの“普通”が大事ですし、この普通がいつまでもいつまでも続くことを願っています。