尻尾って?

尻尾

尻尾の働き

ソマリと言えば、その尻尾が最も特徴的だと思います。尻尾については今まであまり触れてこなかったので、ちゃんと調べてお話します。まず、尻尾には4つ程機能があります。

身体のバランス

自分の臭いをつける(マーキング)

寒さ対策

感情を表す

 

身体のバランスを取るためにあるのは分かりますよね。歩く時、走る時、2足で立つ時、跳ぶ時などなど、その度に尻尾でバランスを取っているのは分かります。あと自分の臭いをつける、いわゆるマーキングも分かりますよね。猫はこめかみ付近や尻尾、その他あらゆるところに「臭腺(アポクリン腺)」という自分の臭いを発するところがあるんです。だから気に入らない新しいモノや、逆に大好きなモノに対して尻尾を巻きつけたり擦り付けたりしてマーキングします。後は寒さ対策も分かると思います。確かに、寝る時にマフラー代わりにしたり(参照:「寝相と寝顔」)してますからね。人間には尻尾がないので実に面白いです。

尻尾の機能は盛り沢山!まさに魔法の尻尾です

尻尾の機能

で、一番難しい機能が感情表現ってやつですね。これは、猫の場合難しいです。犬は尻尾を振っている時は喜んでいると言われますが、猫が尻尾を振っている時は、なんとなくネガティブなイメージの方が強いような…。詳しくはこちらをご覧ください。動きのある絵でご紹介しています⇒「尻尾の感情表現

例えば、立ってリズミカルに大きく左右に振っている時は威嚇している時だったり、抱き上げている時に尻尾を振っていれば早く降ろせと嫌がっていたり、全体的に振っていれば不機嫌な時だったり…。小さく小刻みに振っている時は、何かを狙っていたり、思案している時だったりします。もちろん、怒っている時は尻尾を膨らませて毛を逆立てたり、尻尾全体を山型に曲げて威嚇したりもします。逆に敗北を示す時は、尻尾を股の間にしまい込むようにして自分を小さく見せることで「白旗」を上げます。あと考え事をしてどうしようか迷っていったりする時は縦にしなるように尻尾を振りますね。『マックス』がキャットタワーに向かって座りながら縦に尻尾を振っている時がありますが、これはきっと「キャットタワーに行く」か「その辺をウロウロしてみようか」迷っている時だなぁ、と思います。
まだまだあります。尻尾をダランと下げている時は凹んでいる時。しょんぼりしている時。元気が無い時。尻尾を下げて左右に振っている時は若干興奮しながら興味を示している時。抱きかかえられている時に、尻尾をお腹に向けて巻きつけていれば怖がって縮こまっている時。

…まぁ、キリが無いですね。

では、ポジティブの時はどうでしょう。ゆっくり大きく尻尾を振っている時はわりとご機嫌の時だったり、リラックスしている時ですかね。あと、ピンと立てて寄ってくれば、甘えていたり気分が良かったり、嬉しい時。ご飯を欲しがったり、遊んでもらいたい時にピンと立ってます。さらに尻尾の先が前かがみになっていると、前向きに興味を抱いているイメージですね。

遊んで欲しい時

面白いのは名前を呼ばれた時。「ニャー」というのも面倒臭いし、でもそれ程機嫌も悪くない。そんな時は尻尾の半分より先の方だけ、チョンチョンと動かします。いわゆる適当な返事ですね。私は『マックス』によくされます。

尻尾で答える

尻尾の機能は色々あるので、是非みなさんも愛猫の尻尾を追ってみてください。意外と「あぁ、嫌なのか」とか「おぉ、イラ立ってるな」とかが分かると思います。神経質な猫の場合とかは、特に注意が必要かもしれませんね。

私もこれから注意深く見てみようと『マックス』に目をやると…

尻尾を踏む

…まぁ、尻尾なんてそんなもんです。